難聴の原因は複雑で治りにくい

難聴の原因は複雑で治りにくい傾向があるようです。

一般的に、音が聞こえにくいことを難聴と定義するわけですが、そこまでに至る原因もさまざまです。外耳から中耳に至る伝音系が原因で起こる場合の難聴を「伝音難聴」といいます。

いっぽう、内耳から大脳に至る感音系のどこかで、音の伝わるシステムが遮断されたり、電気エネルギーヘの変換がうまくいかない場合、あるいは聴神経から大脳に至る経路の障害で難聴が起こる場合の原因などは「感音難聴」と分けて定義されます。

いわゆる感音難聴の場合では、難聴にともなって、めまいや耳鳴りも発生する場合が多いです。伝音難聴に比べて、治療しても元通りの機能を取り戻すのが困難な場合が多いことも特徴です。

めまい、耳鳴り、そして難聴は、それぞれの症状が同時に発生することがよくあります。メニエール病は典型的な例ですが、それ以外でも内耳に障害を起こす病気の多くは、この三つの症状が同時に起こることが多いものです。

本来は、身体のバランスを維持する器官と音を感じる器官は、進化の過程をたどると、同じ器官から発生し分化しているんだそうです。

その結果、機能はまったく違うのですが、隣接した場所に位置して、お互いに影響し合っているわけですね。だから診断も難しくなります。

内耳では、蝸牛と前庭が数ミリほどの範囲内に存在し、一本の管で連結しています。たとえばメニエール病のように蝸牛の中の蝸牛管の内リンパ液がたまりすぎると、聴覚をつかさどる蝸牛管の感覚細胞だけでなく、平衡感覚に関連する三半規管の感覚細胞にも影響を及ぼすわけです。

このため、耳鳴りとめまいが同時に起こってきます。発作をくり返すうちにめまいはおさまってくることがありますが、甘く見て治療をしないと、耳の症状は元に戻らず難聴が残ることになってしまうのです。

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